042-548コノシワ-7448ナシシワ

肝斑治療の診療を行っております

肝斑治療

肝斑とは、頬や額などへ左右対称にもやもやと地図状に広がる淡褐色のしみです。通常、まぶたにはできることがないので、下まぶたが白く、眼鏡をかけているように見えるのが特徴です。肝斑は、概ね20歳代後半〜40歳代の女性に圧倒的に多く発症します。さらに高齢者にはほとんど見られないことから、女性ホルモンのバランスが影響していることも示唆されており、妊娠やピルの服用により発症もしくは悪化することもあります。肝斑という病名は、“色が肝臓に似ている”からつけられた名称ですので、肝機能や肝障害とは一切関係ありません。

肝斑の発症原因はさまざまですが、完全に解明されておらず、根本的な原因はわかっていません。シミ治療の中では最も難しいといわれています。女性ホルモン(黄体ホルモン)が大きく関係していることもあるため、「ホルモンじみ」といわれることもあります。
その他、紫外線はもちろんのこと、妊娠、皮膚への過剰摩擦(こすり過ぎ)によるバリア機能の破壊、不規則な生活(睡眠不足)、心理的要因(ストレス)など複雑な原因が考えられており、原因が一つでない場合も多くあるようです。
また、体調、生理周期、季節などによって、色の濃淡が変化することも良く経験します。
この肝斑(かんぱん)とよく似たものには、アザの一種である後天性真皮メラノサイトーシスや、ある種の皮膚炎からくる色素沈着症があり、治療方法が全く異なります。肝斑治療において最も大切なことは、シミの種類を熟知している医師の診察を受けて、診断をつけることです。

肝斑治療の歴史

一般的に肝斑に対しては、高出力のシミ取りレーザーは有効ではありません。そればかりか、肝斑をさらに濃く悪化させてしまう可能性が高い治療です。肝斑治療では、トラネキサム酸内服療法のみが推奨される治療とされており、現在でも同じです。
しかし、トラネキサム酸内服療法のみでは、肝斑を薄くすることはできても、消えていくことが少ないのも現実です。内服治療は緩徐に効果が現れるので、数ヶ月で“効果が無い”と諦めて、治療を途中でやめてしまう患者様も少なくありませんでした。 トラネキサム酸はメラニンの生成を抑える成分なので、肝斑が濃くなるのを防ぐ効果はあっても、できてしまったメラニン色素の排出を促す効果はないのです。
そこで、色素の排出を促すための薬剤が“トレチノイン(ビタミンA誘導体)”です。トレチノインは軟膏による外用療法ですので、レーザー治療とは違い、肝斑を悪化させてしまう危険性が少ないという利点がありました。ただし、高濃度で使用した場合は、薬剤の刺激により、赤くただれてしまうことも少なくありませんでした。
最近では、低出力のレーザーを照射する“レーザー・トーニング”が肝斑治療に有効と言われ、多くの施設でレーザー・トーニングが行われていますが、私の知る限りではそれほど多くの患者様に効果的であった印象はありません。逆に、かえって悪化してしまった患者様も多く拝見しています。
そういう観点から、当院では肝斑に対してのレーザー治療は行わない方針です。あくまでもトラネキサム酸を主体とした内服治療を基礎として、ケミカルピーリング、ビタミンCやトラネキサム酸のエレクトロポレーション、外用療法(トレチノイン、ハイドロキノン、ビタミンC)、美容注射・点滴治療などを行っております。また、より早く・高い効果をご希望の方には640nmの波長を利用したフォトフェイシャル、BBL光治療を行っております。

当院での肝斑治療

1. トラネキサム酸内服治療

私たちが認識する“肝斑の色”はメラニンによる色を、皮膚を通して見た色になります。メラニンはメラニンを作る色素細胞であるメラノサイトによって産生されますが、その際にプラスミンという酵素によって活性化されてメラニンが産生されます。トラネキサム酸は、このプラスミンの作用をブロックする“抗プラスミン作用”を有した薬剤です。
従って、メラニンを作り出す前の段階でメラノサイトの活性化を阻害し、“肝斑”の発生を抑える効果があります。
“トラネキサム酸”は肝斑治療の基礎となる治療ですので、当院では使用禁忌の患者様以外にはぜひ内服をお願いしています。

可能であれば、トラネキサム酸以外にも、美白効果のある薬剤を複数内服する肝斑・美白セット(トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンE、L-システイン)の内服をお勧めしております。

2. ケミカルピーリング

ケミカルピーリングはskin resurfacing(皮膚をひと皮剥いて新しい皮膚に生まれ変わる治療法)の代表的な方法で、皮膚の新陳代謝を早めて、生まれたばかりの新しいお肌の細胞に蘇らせる治療です。
刺激の強いピーリング剤は、肝斑を悪化させてしまう可能性があります。そこで、肝斑治療には低濃度のグリコール酸もしくは乳酸を使用して安全に行っております。

3. エレクトロポレーション

エレクトロポレーションは、特殊な電気パルスを皮膚表面に与える事により、一時的に皮膚に細かい穴を空けて有効成分をお肌の深部に浸透させる治療法です。成分のお肌への浸透率は、従来のイオン導入のなんと20倍の効果があるといわれています。この方法で、肝斑に対して“美白効果のあるビタミンC”や、“メラニンの産生を抑制するトラネキサム酸”などを、注射針を使わずにお肌に浸透させることが可能です。
エレクトロポレーション単独の治療よりも、ケミカルピーリングやフォトフェイシャル、BBL光治療の後処置として行う方がより効果があります。

4. 外用療法(トレチノイン、ハイドロキノン、ビタミンC)

・トレチノイン
ビタミンAの誘導体であるトレチノインは、お肌の代謝を亢進させる作用があります。
表皮の深い層で産生されたメラニンを外に出してしまう働きを持っています。トレチノインは表皮の細胞を活発に増殖させるために、表皮の細胞はどんどん押し上げられていき、その際にメラニンを一緒に皮膚表層へ浮き上がらせて、2〜4週間でメラニンを皮膚の外に排出してしまいます。結果、肝斑色の原因となるメラニンが減少して肝斑がうすくなります。

・ハイドロキノン
ハイドロキノンは、イチゴ類や麦芽、コーヒー、紅茶など天然にも存在する成分です。メラニンの合成を抑制する働きがあるため、美白治療や炎症後色素沈着(PIH)の治療として、頻繁に用いられている安全な薬剤です。肝斑の成因機序は炎症後色素沈着(PIH)と同様の機序で起こりますので、ハイドロキノンは肝斑にとっても有効な薬剤です。

・ビタミンC
言わずと知れた“ビタミンC”です。ビタミンC配合の基礎化粧品を中心としたホームケアも大切な治療の一つです。

5. 美容注射・点滴治療

メラニン抑制効果や美白効果のある薬剤を、注射や点滴で投与することが可能です.利点として、内服よりも血液中の薬剤の濃度を高くすることが可能です。毎日必要ではありませんが、1〜2週に1回程度、内服治療の補助として活用していただくと効果的です。
「しみ・肝斑撃退注射」が最適です。
トラネキサム酸の内服治療は肝斑に対して必須の治療です。内服だけでは不十分なことも多いので、注射治療でもトラネキサム酸を中心に美白効果、美肌効果のある有効成分を配合しました。シミやくすみでお悩みの方は是非お試し下さい。

主要成分
トラネキサム酸:メラニンの産生を抑制、美白効果
ビタミンC:抗酸化作用、美白・美肌作用、免疫力強化、風邪予防
強ミノ:肝機能の改善、皮膚の炎症を沈静化皮膚炎・口内炎

6. フォトフェイシャル、BBL光治療

また、より早く・高い効果をご希望の方には最新のフォトフェイシャル、BBL光治療(ブロードバンドライト)を用いての治療が効果的です。640nmというお肌に刺激の少ない波長で治療することで、副作用を最大限に少なく光治療を行うことが可能です。
フォトフェイシャル、BBL光治療の後に、ビタミンCやトラネキサム酸のエレクトロポレーションを行うとさらに効果的です。

料金表はこちら
ご予約お申し込み

アンチエイジングの診療案内

院長ブログ

スタッフブログ